読売の記事には載っていませんが,90%以上が男性で,同性間の性的接触による感染が最多だそうで.また,朝のNHKのニュースによれば,20代では減少傾向だが,30〜40代で大幅に増えている,と報道されていました.
あくまで発表されているのは「結果」です.
このような発表って言うのが実はくせ者で,どのようにも受け取れるんですよね.そう「印象操作」しやすいんです.
なぜこのような結果となったのか? この結果からだけでは容易に読み解けません.
エイズ動向委員会委員長の岩本先生も言っておられますように,
○HIVに対する啓蒙が進み,より多くの人が進んで検査を受けるようになった.
(=今まで埋もれていたものが表沙汰になった)
○実際に感染者・発症者が増えている.
(=全体数が増えている)
の2つの側面があると思います.
「増加した」と言うのは簡単ですが,このうちどちらがより多かったのかまで掘り下げていかないと,見かけ上増えているが現在がピーク(これまでの啓蒙の効果あり)とどんどん増加していく傾向にある(啓蒙の効果なし)では全く意味が違います.
果たして,どっちなんでしょうか? 今は両側面が混ざり合ってる状態ですかね.
注目すべきは20代では減少傾向,30代以上で大幅増加と言うところ.
いままで「若者の性の乱れ」云々言われていましたが,結果だけ見れば,HIVについてはそれは当てはまらず,30代以上の方が「乱れ」てることになっちゃいます.これも読み方次第ですが,20代はあんまり検査に行ってない,30代以後はマジメに検査に行っている,とも受け取れます.
一方,僕らゲイにとって気になるのが「男性の同性との性的接触による感染が増加」という文言.
Yahoo!ニュースの関連ブログやmixiの記事引用日記などでも盛んに取り上げられており,ノンケ(と思われる方々)のHIVに対する知識のなさと「何でそんなに男がいいのかね?」に代表されるゲイという存在への無理解には苦笑させられますが,この文言は「印象操作」しだいではゲイバッシングにつながりかねませんし,HIV感染に対し誤った知識を植え付けることにもなりかねません.
人間,特に男性の性衝動はやっかいなものなのは,重々承知しています.出会い系掲示板で「生掘り」とか「種付け」とかいう言葉を見かけます.彼らからすれば,HIVなんて人ごとなんでしょう.その先に待ち受けてるかもしれない事態を想像せずに…
やっぱり,思春期の頃から地道に啓蒙を重ねてゆくしかないんだろうと思います.「ゲイだからHIV…」という偏見を持たれないよう,僕らももっと努力する必要があるのかもしれません.
自戒を込めて.
来月1〜7日はHIV検査普及週間で,各保健所などのほか,主要駅の駅前などでも即日検査を実施する方針のようです.この機会に検査を受けることが第一歩.
【関連する記事】




国が啓蒙活動しなきゃ駄目ですね。
後は自主的に検査しなきゃ。
僕は年一回、職場の健康診断でしてもらってます。
最初の頃は陰で色々言われたみたいですが、、、。
今は全然平気です。
でも、その様な遊びはしてませんが。
国会レベルの議論が純潔教育の方に向いちゃってますからね…現実見てないし…orz
性病の啓蒙は本当に難しいと思います.
さすがに僕は職場で受けるのは気が引けますね.