2008年12月15日

京都南座 吉例顔見世興行へ(その2)

翌日はいよいよ顔見世興行。だというのに,前夜日本酒を飲み過ぎたのか,親父は朝から食欲もなく,ちょっと調子悪そう。もういい歳だから,ちょっと心配。


いよいよ南座前に到着。正面でじっくり見たことがあまりなかったのですが,意外に小さいんですよね。間口は歌舞伎座の2/3ぐらいでしょうか?
IMG_0089.JPG

「まねき」の数の多さが顔見世興行らしくていいですね。

劇場内に入っても何となくこぢんまりした感じ。ロビーも狭いし。ただ,改装後だけあって,座席は歌舞伎座より断然良かったですね。
IMG_0088.JPG

1階左側のロビーには祇園や先斗町の芸妓さんやお茶屋さんから,役者さんへのこんなご祝儀がずらりと並んで壮観…東京では見たことないのですが…。


一幕目は「正札附根元草摺」
江戸歌舞伎の荒事ですが,実は僕は今回初めて観ました。愛之助と孝太郎の共演で,江戸の荒事を上方の役者が演じるという舞台でしたが,なかなかどうして,序幕としてふさわしい演目ではないでしょうか。

二幕目は「八陣守護城」
加藤清正の毒殺説をもとにしたお芝居です。我當丈が主役の正清役など,この演目は上方の役者さんで固められていましたが,東京では観ることができないため,とても新鮮な感じでした。おなじ清正毒殺説をもとにしたお芝居では,以前「二条城の清正」を歌舞伎座で観ましたが,そちらよりも僕は好きなお芝居ですね。

三幕目は「藤娘」
上方歌舞伎を牽引するスター「坂田藤十郎」のお出ましです。
歌舞伎座で玉三郎の「藤娘」は観ていますが,山城屋さんの歳を感じさせない踊りには感嘆するばかり。さすが大御所です。今回一番良かった演目です。

四幕目は「梶原平三誉石切(通称:石切梶原)」
吉右衛門のお家芸ですね。これも最近何度か上演されていますが,観た覚えがないんですよ…。吉右衛門は好きな俳優ですが,歌舞伎座だと口跡がはっきりしないところがあって,そこだけが残念でしたが,南座ではとてもはっきりした口跡。劇場の広さの違いなんでしょうかね。
ちなみに今月は歌舞伎座でも富十郎丈による「石切梶原(こちらは「名鷹誉石切」の題となっています)」も上演されています。見比べてみるのも一興かも知れませんね。

五幕目は「ぢいさんばあさん」
森鴎外原作の新作歌舞伎です。親父は二度目だそうですが,僕は初めて。家中でも評判のおしどり夫婦に降りかかる悲劇,別離,そして数十年ぶりの再会。夫婦のお互いを思う愛の深さをしっとりと表現したお芝居です。
仁左衛門の伊織に玉三郎のるん,どちらもとても素敵でした。また海老蔵演じる敵役(?)の甚右衛門も,酒癖の悪い嫌われ者をうまく表現していたように思います。
ふと我が身に投影して,(ゲイではあっても)そんなふうになれたらいいな,とちょっぴり切なさの混じる舞台でした。




いつも歌舞伎座ばかりなので,ついつい比較してしまいますが,南座は南座の良さがありますね。芝居小屋としては南座ぐらいの大きさがちょうど良いと思います。ただ,顔見世とはいえ観劇料だけは,この不景気な世の中,ちょっと高すぎませんか?松竹さん。




banner_03.gif ゲイのブログ検索サイト - ゲイログ ←どちらもclickお願いしますm(__)m


タグ:南座
posted by うぱっぴ at 00:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 趣味:歌舞伎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「夜会」の記事へのコメント、ちょっと脱線気味だったにもかかわらずお返事ありがとうございました。
『B・F』の件、そうですか、英二くんですか。男しか出てこないコミックなのにあのなかの登場人物からタイプを探すということを考えたことはなかったけれど、あえてと言えばシンかな…。小柄で気の強いところがいいですね。もちろん、英二くんもいいんだけど(笑)。ブランカというのは、大柄で似てると言えば似てるという感じです。それと、過去はものすごく屈折してるんだけど、その分、表裏のない人ですよね。彼をみたらそんな気がしたんです。
   *    *    *
ところで南座は、表は何度もとおったことがあるんですが、一度も中に入ったことがありません。京都へ行くと、行くべきところがたくさんありすぎですよね。機会があったら私も一度南座で歌舞伎が観てみたいです。
   *    *    *
ということで、寒くなりましたからお風邪など召しませんように。
Posted by 闇太郎 at 2008年12月15日 20:47
>闇太郎さん
お返事が遅くなってスミマセン。
BANANA FISHはなかなか魅力的なキャラが揃ってますが,
やっぱり好みは「英二くん」ですね。
体力や知力ではかなわなくても,アッシュをあれだけ
暖かく包み込める包容力は凄いですよ。

南座は思ってたよりもこぢんまりした劇場でしたが,
そこが良いのかも知れません。
ただ,関東人の僕にとっては若干居心地の悪さを
感じてしまいましたが…w
Posted by うぱっぴ at 2008年12月27日 18:36
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/111242842
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
クリックしていただけるとうれしいです→banner2.gif
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。